設立4年目を迎えて、ブログリニューアル!

皆さま、こんにちは。

大変ご無沙汰しております。

そして、新しい読者の皆様、初めまして。

 

アンバーアワーの副代表を務める、岡本ひかると申します。

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(写真がないと名前だけでは男性か女性か分からない、とご指摘を頂きましたのでアップします。
30代の女性です!)

 

実は先日、アンバーアワーは設立から4年目を迎えました。

日本では統計上、起業から3年以上生き残る会社は3割以下。

書類上は4年目でも販売を始めたのがもっと後だった、など細かいことは言えますが、

とにかく無事この「4」という数字を迎え、

統計を裏付ける数字の一つにならなかったことを嬉しく思っております。

 

これも、日頃応援してくださっている皆さまのおかげです。

本当にありがとうございます。

 

過去履歴を見ればお分かりになるとおり、

このブログは1年ほど更新をお休みしていました。

お話ししたいことは、たくさん、たくさんあったのですが

正直に書くと、私が皆さまに何を伝えたいのかよく分からなくなっていたので

書くこと自体を迷っていました。

 

アフリカについてもっと知ってもらいたいのか。

商品の使い勝手を説明したいのか。

作り手の思いを伝えたいのか。

全て伝えようとして中途半端になっていないだろうか。

 

幸いなことに、この1年で、私以上に商品について熱く語れる仲間が増え

そしてアフリカについての情報ももう少し多様化してきました。

そこで、思い切って、今まで「マーケティングブログ」と呼んでいた当ブログも

私、岡本ひかるのブログとして再出発することに決めました。

 

私はこの会社で様々な業務を担当していますが、

その中でも特に重みのある、重要な業務が「商品開発」です。

 

日本の職人技をケニアに伝えながらレベルアップを図り、最近では

ケニアでできたものを今度日本の職人の方に加工して頂いたりしています。

そして、最終的に両国の職人技を商品を通してお客様にお届けしています。

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つまり私は全員の思いや声を聞こえる立場にあり、

アンバーアワーのものづくりへの思いと過程について誰よりも語れます。

更に付け加えると、作り手というのは国籍問わず口下手な方が多いようで

周りは不器用な方ばかりです。(苦笑)

 

ならば話は簡単。

私はアンバーアワーのサイザル物語の語り部として

私の五感で感じる思いや情報を皆さまにお伝えしていく役割を担いたいと思います。

 

私がサイザルという植物を通じて出会い、つながり、巻き込んでいる皆さまの思い。

更に「繋ぎ手」である私たち自身の声もこのブログを通して少しでも知っていただき

それを知ることで私たちの活動や商品がより一層みなさまにとって親しみやすくなれば

これほど幸せなことはありません。

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こんな大見得を切ったスタートとなりましたので、

あとはせっせと物語を更新していくまでです☆

どうぞよろしくお願い致します。

 

早速、今日から埼玉県の秩父市で織りの修行に行ってまいります。
その様子は、また後日!


ひかる

2016年もよろしくお願い致します!

皆さま

 

新年明けましておめでとうございます。

昨年もたくさんの方に支えられ、心より御礼申し上げます。

 

2015年はアンバーアワーにとって、変化の多い一年でした。

弊社自慢の織り生地の品質向上に奮闘し、

年末には新商品も誕生しました。

日本では、アンバーアワーを紹介する機会が増え

多くのお客様とお会いすることができたことが

何よりも励みとなりました。

 

本年も、皆さまにとって更に魅力的で使いやすく、

身近なサイザル商品をお届けするためスタッフ一同精進致します。

 

2016年が皆さまにとって素敵な一年となりますよう、

心よりお祈り申し上げます。

 

アンバーアワー

スタッフ一同

今年もサイザル道を進みます!

 

太陽と埃の中での大掃除はチームビルディング?

皆さま、こんにちは。

アンバーアワーのひかるです。

 

先週、やっと工房の大掃除を実行しました!

1日で終わるのか、不安な気持ちで始めましたが

予想以上に楽しいイベントとなりました。

 

まずは、いっぱいあった荷物を全部表に出し

工房の中はすっからかん。

1年で積もった埃と糸が太陽の光でキラキラし

思わず、「太陽と光の中で」という

古い歌を口ずさんでしまいました。

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外では、運び出した織り機やテーブル、道具類を

女性スタッフが一つ一つ丁寧に拭いての掃除。

全員主婦なので、とにかく手際が良く

どんどん物が磨かれていきます。

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今回気付いたのですが、人と掃除をすると

その人の性格が結構分かるものですね。

頼まないでも次から次へと進む人

ちょっとさぼっちゃう人

自然とリーダーになっちゃう人

丁寧にする人、しない人

疲れやすい人、パワーがあふれている人。

 

日々の仕事で皆のことは大体知っていますが

それでも新たな一面を見ることもできて

椅子を洗いながらこっそり観察してしまいました。

 

予定よりもはるかに速いスピードで掃除が進み

11時にはちょっと早めのティータイム。

思い思いの飲み物を手に、太陽の下で一休み。

特別何か話すわけでもないのに、

一緒に作業するだけで一体感が生まれるから

不思議です。

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さて!一日掛かった掃除を終えた工房は

相変わらずちょっと暗くてちょっとグレーですが

棚が整理され、埃も目立たなくなり

以前よりは少し過ごしやすくなりました。

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ミシン担当のワンザ先生に棚のカーテンや

玄関の暖簾(のれん)も作ってもらい

息を吹き返した工房。

織り機用の椅子も高さを直して織子さんの名前を

それぞれに書いたところ皆大満足。

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そもそも、「このままでは製品が汚れる!」という

危機感から決行した掃除でしたが、

結果的にスタッフとの距離も縮まり、

思わぬチームビルディングの機会となりました。

 

唯一の心残りは、バンダナで耳を隠さず外にいたため

生まれて初めて耳が日に焼けて痛い、

という経験をしたことです・・・

が、それさえも皆のネタになったのでわたしも満足。

 

柔らかな光が差し込む工房で

また、ものづくりが始まります。

刺激と挑戦の毎日 ~ケニアからの便り~

みなさま、ご無沙汰しています!

副代表のひかるです。

 

突然ですが、実は先週からケニアに来ています。

昨年の8月にケニアを離れてから早1年。

現場とのつながりが薄れている気がしてしまい

思い切って来ることにしました。

 

初めてケニアに来たときは

ドキドキと不安でいっぱいでしたが、

2回目ともなると慣れたもので、

空港の熱気や埃だらけの道路が懐かしく感じられ

車の窓に噛り付きながらずっと外を見ていました。

 

日本の方が海外に出られるときの感想で、

ときどき「海外の方が生きてる!と感じる」と

仰る方がいるのですが、今回久しぶりに外に出て

それは五感への刺激が違うからのでは、と感じます。

 

赤土と緑の混ざった山脈、

柄が大きく鮮やかな洋服や布。

朝は鶏の「コケコッコー!」に混じって

どこかの赤ちゃんの泣き声が響き、

市場に行けばもぎたての野菜特有の土の匂いがして

スープにはありとあらゆるスパイスの味がする。

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(工房近くの道。いつもはもう少し晴れてます)

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(町の安い布屋さん。写真を撮っていいかお願いしたら、

私の写真も撮っていいなら、という交換条件付き)

 

ただ普通に生活するだけで、五感がフルに刺激され

生きている力が試される。

無視できないほどの「生命」が

ここの魅力の一つかもしれません。

 

私は日本の繊細で儚い生き方も好きですが、

ケニアに来ると自分の中のエネルギーレベルが

グンと上がるのも身に染みて感じます。

 

到着1週目にして、早速アパートの水が止まりました。

当面必要な水を買ってきて大きなポリタンクに溜め、

そこから少しずつ節約しながら水を使う毎日。

 

本来であれば、慌てたり落ち込むことなのですが・・・

私はこの生活が結構楽しいと思ってしまいます。

電気ポットでお湯を沸かしてバケツに入れ、

そのバケツ一杯でいかに効率的にシャワーを浴びるか。

段々欲が出て、「昔はもっと少ない水でも行けたはず」と

自分に妙なチャレンジまで仕掛ける始末。

 

そんな「ちょっとたくましい自分」を見つけられるのも

ケニアの魅力かもしれません。

 

さて、1年ぶりのケニア、そして工房は

一見何も変わっていないように見えて

実は多くの変化がありました。

 

ブログの更新頻度をちょっと上げて、

少しずつお伝えできればと思います。

(1週間でネタ帳が埋まりそうで大変です!)

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(物で溢れる工房。大掃除に向けて整理整頓スタート!)

 

明日は、スタッフ全員で工房の大掃除!

埃にまみれた工房がどう生まれ変わるのか・・・

楽しみです。

9月は変化のとき。前に進むアンバーアワー

皆さま、ご無沙汰しております。

 

最近、ブログの更新もなく、

「アンバーアワーさん、どうしたの?」と

心配されている方もいらっしゃったかと思います。

 

ご安心ください。

アンバーアワーは元気に、前に進んでいます!

 

実は、9月の始めからアンバーアワーは

設立から3年目に突入致しました。

以前ブログに書いたと思いますが、

日本のベンチャー企業の大半は

3年未満に終わってしまうというデータがあります。

つまり、この3年目こそがまさに正念場の時であり

またしても、自分たちの力が試される年になります。

 

これまで、生産現場でも販売現場でも

多くの試行錯誤を続けてきましたが、

ここにきて、ようやく少し時間を掛けて

過去を反省しながら次のプランを立てることが

できる状態になりました。

 

ただし、いくらステップアップの時期であるとはいえ

いつも応援してくださっている皆さまへのご報告が

その間途絶えてしまったことをお詫び申し上げます。

 

3年目を迎えた9月のタイミングで、

実は2つのイベントに参加することができました。

 

一つは、国際協力機構JICA主催のイベント。

なんと、帰国した青年海外協力隊員に対し、

「起業」の経験談を話して欲しいとお声を掛けて

頂きました。

 

正直言って、お話しを受けようかかなり迷いました。

というのも、私も起業家と言えどまだ2年経ったばかりで

自身や会社の成功よりも失敗の方が多い状態です。

自分自身がまだ成長途中である中で

講師を務められるのだろうか、と。

 

それでも、会社にとって紹介する機会になり

自分も今まで歩んできた道を振り返るチャンスだと

考え直し、9月16日の30人ほどの元隊員の前で

自分の経験を紹介しました。

 

このセミナーが、私にとって大きな刺激になりました。

短いながらもアンバーアワーや私の起業の軌跡を辿ったら

そこにはたくさんの学びがありました。

自分が起業しようと決めた原点の思い、考え。

当初のビジネスプラン。現実とのバランスのとり方。

 

「人にアドバイスをする」という過程で

実は自分自身が一番多く学ぶのかもしれません。

 

2つ目のイベントは、4月に受賞した

ソーシャルプロダクツアワードを主催している

ソーシャルプロダクツ普及推進協会による

トレンドに関するセミナーでした。

 

今回のセミナーでは講師ではなくむしろ生徒。

後半の勉強会で著名なパネリストの皆さまに

商品を見て頂き、何が魅力で何が足りていないのか

その場で教えていただくというものでした。

 

商品に関する率直な意見を伺える場というのは

どの企業にとってもとても貴重です。

メーカーの都合に惑わされることなく、

売れると思われる商品かどうか意見を出す。

ただ批判するだけではなく、改善案も

親身に考えてくれる。

そんな機会は中々ありません。

不思議なもので、これだけ思い入れのある商品だと

問題点を指摘されると、落ち込むどころか

ワクワクしていきます。

 

あぁ、そうかその視点が抜けていたのか。

それならばこうすればいいのでは?

あれも試してみたい。

この方法もあるかもしれない。

 

こちらも、多いに刺激を受けて

すっかりワクワクした気分で終えたセミナーでした。

 

二つのイベントを終え、

社内での様々な変化や話し合いもあり

3年目に突入したアンバーアワー、

そして私自身。

 

大きな反省のひとつは、

もっとたくさん皆さまとコミュニケーションを

取ること!

 

どうかこれからもアンバーアワーを

よろしくお願い致します。

 

それでは、また近いうちに。

次はケニアからの報告かもしれないかも?!