新たな試み: 織り機の導入
こんばんは、マーケティング部のひかるです。
今日のテーマは「織り」。
私たちの会社の特徴の一つです。
サイザル製品を扱う会社は少なくありません。
世界中から数々の団体がケニアでサイザルバッグ等を購入し自国で販売しています。
では、アンバーアワーはどう違うのか?
答えは「織り機」です。
前回お伝えした通り、サイザル製品と言えどもバッグの他にロープやカーペットなど様々な種類があり、中には機械化された工場で大量に作られているものもあります。
と同時に、一日外で座り、機械も何も使わずに一から手でバッグを織っている織り子さん達がケニア各地にいるのも実状です。
彼女たちの作る品は手作りならではの魅力を持っていますが、
その織り作業は生産者にとって身体的に負担が掛かります。
加えて、効率が悪いため大きな収入の変化にはつながりません。
生産者がもっと楽しく作れる方法はないか。
身体の負担を減らし、短期間により多くの製品を作る方法はないか。
高度な機械を買うのではなく、生産者自身が学び、使いこなせる機械はないか。
試行錯誤のうえ導入したのが現在使用しているこちらの織り機 第1号です。
この織り機は卓上織り機です。
織り機を導入してから、以前の方法では難しかった平らな製品(マット等)を作ることができるようになり、何より作業自体が少し楽になりました。
ただし、まだまだスピードの面でも、織りやすさの面でも問題がたくさんあります。
より良い織り機を求め、今も試行錯誤中です。
大手のメーカーはよくオフィスに歴代の機械の展示スペースを設けますが、
私たちもいつか自社オフィスに織り機の展示スペースを置き、
第1号、第2号と紹介するかもしれません。
その時は、この第1号織り機が堂々と胸を張っていることでしょう!