これだけは気をつけよう！海外旅行で犯罪から身を守る10のチェックポイント。
前回では、ケニアの治安についてお届けしました。
今回は、「ではどうやったら犯罪被害から身を守れるのか」について、気をつけるべき10のポイントをお届けします。
旅行者が一番始めに辿り着く街は、首都ナイロビです。
ナイロビは被害率がとても高い地域なので、注意が必要です。
旅のバイブル「地球の歩き方」を読むと、ひたすら「歩くな」と書かれています。
ただこの表現は少し厳しくて、本当はケニアの人々はみんなフレンドリーで優しい人たちです。
私自身困ったことがあった時など、たくさん助けてもらいました。
しかし残念ながら、スリ・ひったくりに遭ってしまうこともあります。
恥ずかしながら私も２年半ケニアに住んでいて、３回被害に遭いました。
せっかくの楽しいケニア旅行をもっと楽しんでいただく為に、これだけは注意して欲しい10個のポイントをお伝えします。
- 1人で出歩かない。
ちょっとした買い物でも１人で出歩くのは厳禁です。複数人で動くように心がけ、なるべくタクシーを利用して下さい。
- 夜間は出歩かない。
これはケニアに限らず治安の悪い地域では鉄則ですよね。ディナーなどでホテルの外に出る時は、必ずタクシーを使いましょう。
- 荷物は目の見えないところに置かない。
ナイロビはオシャレなカフェがたくさんあります。思わず１杯コーヒーを飲んでくつろぎたくなります。その際には１点だけ注意してください。それは荷物を置く時、必ず椅子の上や膝の上など自分の目が届くところに置きましょう。っと言うのも、私は以前机の下の自分の足元にカバンを置いていて、カバンを盗られました。向かい側には友人も座っていたのですが、お互い全く気づけませんでした。プロのスリ師は、私たちの想像以上にテクニックを持っています。ここだけ気をつけてもらえば、カフェでゆっくりくつろげると思います。
- カバンの口を開けておかない。
カバンはかならずチャックなどで口が閉まるタイプにしましょう。スリ師はちょっとした隙間から簡単に物を盗んでいきます。私も公共バスを降りる時に、カバンの中に手を突っ込まれてiPhoneを盗られました。さらに用心する場合は、鍵をかけてしまうのも有効です。ちょっとした一手間で、安全に旅行を楽しめます。
- 人通りの少ない通りに気をつける。
人が多い地域では、スリなどの被害は多くなります。しかし、人目が多い街の中では、凶悪な犯罪は意外と起こりににくいものです。周りの人が少ない地域に入ったら、特に周辺を気にして下さい。
- 公園に入らない。
ナイロビの中心部にはとても広くのんびりした雰囲気のある公園があります。しかし、ここには絶対に入らないでください。中心部以外はとてものんびりした雰囲気の場所も多いですが、安心はできません。ナイロビ中心部の公園以外に関しては、場所によって異なりますので、旅行会社に確認してみてください。
- 危険な地域に近づかない。
スラムやダウンタウンなど危険な地域に入ると当然ながら犯罪率が高まります。ホテルや旅行会社を通じて、情報収集しておきましょう。もし興味があっても、タクシーで通り過ぎるだけや観光ツアーを利用するようにしましょう。もしくはケニア人の友人に同行してもらうのがいいと思います。
- もらったお菓子を食べない。
ケニアの人たちはみんなフレンドリーなので、公共の乗り物に乗っている時にもよく話しかけてくれます。そんな時は是非色々聞いてみてください。ケニアのことがもっとよくわかるようになると思います。この時に１点注意して欲しいのは、時たまお菓子をくれることがあります。これに関してはやんわりと断ってください。残念なことに、過去に睡眠薬などが入っていたという事例があります。逆にこちらからお菓子をあげるなどして、コミュケーションを図ってみてください。
- パスポートはホテルに置いていかない。
ホテルと言っても注意は必要です。外出時に部屋の金品が盗られる被害に遭った友人もいます。念のため、部屋の中はなるべく物を広げないようにしましょう。また近年犯罪の多さから警察などの検問もよく行われています。身分証明書としてパスポートは肌身離さず、常に所持しておけば安心です。
- もし被害に遭っても、決して抵抗しない。
それでももし被害に遭ってしまったら、とにかくカバンでも財布でも差し出しましょう。犯人もいち早くその場から立ち去りたいので、変に抵抗すると襲われる可能性が高まります。大切なのは命ですので、無抵抗主義でいきましょう。
いかがでしたか？
読んでみると全部当たり前のことって思われるかもしれません。
しかし、海外に行くと少し気分が浮き足立って、当たり前のことができなくなることもあります。
実際ケニアに来てみると、想像とは違いケニアの魅力、ケニアの人々の親切さに気づいていただけると思います。
治安の危ないのイメージが先行してしまっているのが、個人的には残念です。
けれどケニアに来れば、間違いなくそんなイメージも変わるとおもっています。
最低限のこのポイントを押さえていただくと、より楽しめる旅行になります。
上記のことに気をつけながら、ぜひ楽しいケニア旅行にしてくださいね。
横山
