IT化の進むケニア!観光ビザの申請はもはや大使館ではない!?





海外旅行を計画した時、

気をつけなればいけないのはビザ問題ですよね。

 

まぁそもそも日本のパスポートは最強なので、

ビザが必要な国の方が珍しいかもしれませんが・・・。

 

日本はビザは世界で第4位の信用度を持ち、

170カ国に関してはビザなしで渡航できるそうです。

 

ただし先進国やアジアならまだしも

アフリカ諸国に渡航する際は、

まずビザが必要だと考えていただいてよいかと思います。

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アフリカってまだ大量の紙に埋もれて、

書類に目を通しているってイメージがありませんか?

 

なんとこの9月1日からケニア

全ての国内空港、国境ポイントにおける

観光ビザの発給を終了するのです。

 

そして観光ビザの支給を全てオンライン上の

「eVISA」システムにて発給することとなったのです。 

一気に完全に移行することに関しては

少し冒険したなっという感じで不安が残りますが、

これからケニアに行く際はケニア大使館に行く必要はなくなります。

 

ちなみに在日ケニア大使館は自由が丘にあります。

 

ただ8月末までは導入期間として、

従来通り大使館や入国空港の取得は可能ですので、

この夏訪問予定の方はご安心ください。

 

これで国境から入国する際にビザで揉めなくなるのは、

嬉しいような淋しいような。。。

 

かつてバックパッカーとして国境を越えた時、

一悶着ありバスに置いていかれそうになりました。

 

いわゆる国境あるあるなんですけどね。

 

こんな大胆なシステム変更をしたケニアですが、

その理由としてケニアはIT産業が発展している事情があります。

 

特にモバイルインターネットの分野は、

アフリカ内だけでなく世界的に注目を集めています。

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最近日本でもスタートしたLINE Payに代表される

携帯電話を使った小口送金サービス。

 

このシステムを世界でいち早く作ったのが、

なんとケニアなんです!!

 

「M-PESA」と呼ばれる小口送金システムは、

SMS機能でお金を送り合う機能です。

 

銀行口座が個人まで普及していないケニアでは、

送金だけでなく、貯金や光熱費支払いも、

このM-PESAを使って行う人が多いのです。

 

実際のお金の出し入れを行う代理店は、

ケニア全土に存在しており、

その数は日本の大手コンビニ5社の店舗数とほぼ同数です。

 

ケニアはM-PESAという仕組みを作っただけでなく、

国民の生活インフラとして普及されているのです。

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以前ケニア人の友人から音楽が欲しいというと、

Bluetoothで送るよ」なんて言われて、

驚いたのを覚えています。

 

携帯電話の扱い方なら、

日本人よりも詳しいのではないか!?

とすら思わせます。

 

そんなIT化を進めるケニアには、

アフリカのシリコンバレーを作るといった壮大なプランも飛び出しています。

 

これからのケニアの発展が楽しみですね。

 

横山