革職人、小椋豊義さんをご紹介!
こんにちは、
工房担当の横山です。
今回は今工房で共に活動している強力な助っ人、
小椋豊義さんをご紹介させていただきます。
小椋さんは日本で革バッグの製作を行っていた職人さんです。
ケニアで雇用改善を掲げる私たちの活動に興味を持ち、
もし何か役に立つことがあればと思ったそうです。
しかし、小椋さんは旅行以外で海外に来たことがありません。
語学の壁もなんのその、とても熱い想いでケニアまで来てくれました。
今私たちと小椋さんは、
サイザルマットやカバンの取っ手の製作に取り組んでいます。
理想の革を探す為に様々な地域に出張をしたり、
革加工の現状を探る為、工房を訪問したりしています。
当然ですが日々驚きの連続とのことです。
ケニアのミシン事情は日本に比べ40年は遅れていると言います。
裁縫はまだ普及している方ですが、革加工に関してはほとんどありません。
そんな環境でもケニア人は、ガンガン製品を作っています。
その大胆さに小椋さんも感心していました。
そんな中工房では現在2名に向けたトレーニングを開始しました。
1人はマット作りに取り組んでいます。
彼女は昔ミシンを習っていたそうで、センスがとてもあります。
織りあがったマットに仮縫いを施し、形を整えていきます。
現在、加工への下処理までは彼女1人で出来るようになりました。
もう1人は、工房近くの盲学校のレザー部門を教えている先生です。
彼女はハンドル作りに取り組んでいます。
日本とケニアでは革の切り方ひとつとってもやり方が違います。
彼女は日本式のやり方に非常に興味を持ち、日々練習に取り組んでいます。
技術の取得にはかなりの時間の要します。
一朝一夕で上手くなるほど甘くはないそうです。
粘り強くトレーニングを続けることが大事です。
小椋さんと私たちの挑戦は10月まで続きます。
どんな物が出来上がるのか、是非期待して下さい。
横山