革職人、小椋豊義さんをご紹介!





こんにちは、

工房担当の横山です。

 

今回は今工房で共に活動している強力な助っ人、

小椋豊義さんをご紹介させていただきます。

f:id:amberhour:20140825230710j:plain

小椋さんは日本で革バッグの製作を行っていた職人さんです。

ケニアで雇用改善を掲げる私たちの活動に興味を持ち、

もし何か役に立つことがあればと思ったそうです。

 

しかし、小椋さんは旅行以外で海外に来たことがありません。

語学の壁もなんのその、とても熱い想いでケニアまで来てくれました。

 

今私たちと小椋さんは、

サイザルマットやカバンの取っ手の製作に取り組んでいます。

理想の革を探す為に様々な地域に出張をしたり、

革加工の現状を探る為、工房を訪問したりしています。

 

当然ですが日々驚きの連続とのことです。

ケニアのミシン事情は日本に比べ40年は遅れていると言います。

裁縫はまだ普及している方ですが、革加工に関してはほとんどありません。

そんな環境でもケニア人は、ガンガン製品を作っています。

その大胆さに小椋さんも感心していました。

 

そんな中工房では現在2名に向けたトレーニングを開始しました。

f:id:amberhour:20140825230345j:plain

1人はマット作りに取り組んでいます。

彼女は昔ミシンを習っていたそうで、センスがとてもあります。

織りあがったマットに仮縫いを施し、形を整えていきます。

現在、加工への下処理までは彼女1人で出来るようになりました。

 

もう1人は、工房近くの盲学校のレザー部門を教えている先生です。

彼女はハンドル作りに取り組んでいます。

日本とケニアでは革の切り方ひとつとってもやり方が違います。

彼女は日本式のやり方に非常に興味を持ち、日々練習に取り組んでいます。

f:id:amberhour:20140825230352j:plain

技術の取得にはかなりの時間の要します。

一朝一夕で上手くなるほど甘くはないそうです。

粘り強くトレーニングを続けることが大事です。

 

小椋さんと私たちの挑戦は10月まで続きます。

どんな物が出来上がるのか、是非期待して下さい。

 

横山