最後のケニア工房。最後の染色。~たくさんの感謝と愛をこめて~
長らくケニア工房にて生産担当をしてきた私、横山。
工房の立ち上げから早1年、 ついにこの日がやってきてしまいました。
今週、日本に帰国します。
気が付くと、ケニアで暮らして2年と3か月の月日が流れていました。
先週末はケニアではイースター(復活祭)と呼ばれるキリスト教の休暇でした。
金曜日から4連休に入った為、先週の木曜日が僕の最後の工房出勤日となりました。
日中は仕事の予定が入っていたため、 朝一にみんなが簡単なお別れ会をしてくれました。
工房で共に働いてきたマリナさんに 「やり残したこはありますか?」 と尋ねられた時、目元がウルッとなってしまいました。
今振り返ると、大変なこともたくさんありました。
毎日何かハプニング起こるここケニアで、 日々必死で前に進むために頑張っていました。
ただ今冷静に振り返ってみると、
ああやればよかったな、
ここまではできたな、
なんて思うことが多くあります。
人生で初めてモノづくりの生産現場で働くこともあり、 最初は本当に手探りの状態でした。
しかし、周りの人たちに支えてもらいながら、 少しずつ人が増え、モノが増えていき、 僕たちの小さなケニア工房もここまで来ることができました。
最後に工房スタッフ全員で記念撮影。
これで終わりかと思ったら、 そのあとは一人ひとりと記念撮影。
気分はなんだかアイドルです。みんなから寄せ書きとプレゼントもいただきました。
ただその余韻に浸る時間もなく、そのまま女性グループのもとに直行。
最後はバスケットを作ってくている女性たちと染色を行いました。
ちなみに、今回全て新色を染めましたよ。
炎天下の中、手をカラフルな色に染めながら、 最後までサイザルを染め上げました。
近くの街でもう一仕事を終えると、 終業時間の17時を回っていました。
最後にケニア工房に戻ってお別れを言うことは叶いませんでしたが、 毎日村々を飛び回っていた僕らしい最後な気がします。
工房のスタッフ、
村に住むたくさんの女性たち、
マチャコスの街の人々、
たくさんの人のお世話になりながら、
なんとか元気に日本に帰国することができそうです。
みんなとお別れするのは寂しいけれど、次は日本でケニアの為に頑張りたいと思います。
さて、これからのブログは日本から引き続き、ケニア情報をお伝えしていこうと思います。
2年3か月暮らしたケニアには、まだまだ伝えきれていない魅力がたくさんあるのです。
あんなケニアからこんなケニア、工房で起きた様々なエピソードまでこれからもお届けしていきます。
また私たちのアンバーアワーのこと、ケニアやアフリカのことなどもし直接聞きたい方がいればぜひ連絡をください。
来週からもっと魅力を皆さまにお伝えするため、 花見の時期にも関わらず真っ黒な僕が、 日本で精力的に動いていきます。
今後とも応援よろしくお願いします。
さらば、ケニア。
待ってろよ、ニッポン。
(生産担当:横山)