ケニアの女性たちから学んだ伝統柄“マーブル”に魅了されて。





アンバーアワーでは他に比べて

たくさんのデザインのかごバッグを扱っています。

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ただここに至るまでには、

見えない長い歴史がありました。

 

僕がケニアに滞在した2年間で、

毎日の様にケニアの女性たちと試行錯誤を繰り返しました。

満足がいくまでに持っていくには苦労しました。

 

けどそんな日々があったおかげで

今では多くデザインがケニアから届いています。

 

今月の頭に新たなかごバッグがケニアより届きました。

 

そのかごバッグたちを見ていると、

1つのマーブル柄に目が留まりました。

 

いつもはさざ波や空の雲を彷彿とさせる

マーブル柄が多いかったのですが、、、

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・・・牛柄?

 

これまでとちょっと違ったマーブル柄にびっくりです。

 

新たな染めのポイントを発見したのか、

はたまた偶然にできたのかはわかりませんが、

また新しい模様に感動しました。

 

このマーブル柄、

実は人気の高いデザインの1つでもあります。

 

理由は、

ご覧通り素敵なデザインだからです。

(そのまま!)

 

同時にマーブル柄は

個人的に一番好きなデザインでもあります。

 

マーブル柄の魅力の1つは

二度と同じ柄のものを作ることができないことです。

 束の巻き方などや染まった範囲で大きく変わってくるからです。

 

しかも同じ風に織っていると言っても、

やはり織り子さんによって個性はでてきます。

すると尚更模様を変わってきます。

 

できた後のお楽しみになってくるのです。

 

振り返ること1年前、

バックを作っているグループのリーダーが、

僕に伝統的な染め方を教えてくれました。

 

色の出し方などに関しては知識を付け始めていましたが、

染め方という面ではまったくの素人でした。

 

そのデザインの美しさに惹かれた僕は、

早速グループの元にその染め方を見に行きました。

 

工房のあるマチャコス県の近辺に暮らすカンバ族にとって

脈々と受け継がれたきたその染め方だそうです。

 

染め方自体はいたって簡単です。

糸の一部だけを染めるだけなんです。

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でもその染める箇所によって

作り上がった時のデザインが影響されます。

 

綺麗なデザインになるためには、

やはり長年の経験と知識が必要なのです。

 

毎度毎度、

色々なマーブル柄を作ってくる彼女たちに脱帽です。 

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どんな模様なのか宝箱を開けるような

ドキドキ感があるのがこのデザインの魅力の1つです。

 

次はいったいどんな模様を見せてくれるのでしょうか。

 

まだまだイベント出店の予定がありますので、

ぜひ一度ご覧になってみてください。

 

不思議な模様に目を惹かれること間違い無しですよ。

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横山