ケニア・マチャコスの工房、挑戦の日々





こんばんは、工房担当の横山です。

今回よりこのブログを通してケニア・マチャコスの工房の様子をお届けしていきます。

 

ケニアは雨季が始まりました。そんなジメジメ空気を吹き飛ばすかのごとく、私たちは怒涛の挑戦の日々を送っています。

今日はその中から2つのチャレンジを少しご紹介させていただきます。

 

1つ目のチャレンジは素材集めです。

私たちが作っているブックカバーやマットは、一般的に使われるサイザルの糸より細い物を使用しています。

それは細い糸の方が、製品になった時の肌触りやなめらかさが各段によくなるからです。

しかし、いわゆる特注品の為に素材を獲得するのは容易ではありません。

 

そんな状況の中、地元NGOや省庁機関などと協力して調達を進めています。

サイザル麻の繊維が手に入るのはタウンから遠く離れた農村部です。

現在およそ10つの女性グループと提携をして、素材を作ってもらっています。

ただまだまだ十分な量を得られている訳ではありません。

 

私たちにはコミュニケーション能力がとても高い頼もしいケニア人スタッフがおります。彼と協力しがら、様々な可能性を探る日々を送っています。

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もう1つのチャレンジは染色です。

これまでも染色は挑戦してきましたが、先月から化学染料だけでなく、草木染めの挑戦も始めました。


まずはケニア・マチャコスの女性たちが代々使ってきた木や草から調査を始めました。

ただ地域によって使っている物も手に入る物も違い、想定以上に手間のかかる作業でした。

 現在では少しずつですが、草木染めの状況も把握できるようになりました。

 

そして、先月末から工房での実験も本格的に開始をしました。

木によって色合いや色の出し方が違うので、まだ成功続きとは言えません。

ただこちらにも頼もしいケニア人スタッフがいます。

彼と協力しながら、安定的によい色が出せることを目指しています。

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もちろん織りの面や加工の面など新たな挑戦はまだまだあります。

マチャコス工房での様子を今後も色々とご紹介していく予定です。

 

今回は概要だけの紹介になりましたが、これからエピソードなども交えていければと思っています。

是非楽しみにしていてください。

今後ともよろしくお願いします。

 

横山