帽子からワインケースまで!?幅広いサイザル麻の可能性。
今回も前回に引き続き、ブックカバーのサイザル麻の織り糸を撚ってくれている女性グループ をご紹 介します。
女性たちの中には、織り糸作り以外にも技術を持った方々がたくさんいます。
今日はそんな女性グループを紹介していきたいと思います。
マチャコスから車で約1時間半のところにある、クワボンザ。
大学があるため、若者が多く、活気のある街です。
このグループに所属する女性たちはちょっと変わった技術をたくさん持っています。
まずはこちら。
なんとサイザル麻で作った帽子です。
さらっと布生地を巻いているのが、お洒落ですね。
初めて見た時はとても驚きました。
新しい発想が見事ですね。
お次ははこちら。
ワインボトル入れです。
ワインがスッポリ入り、いい感じですね。
またこのグループのすごいところは、サイザル製品だけではありません。
なんと木彫りの動物も作ることができるのです。
見事だと思いませんか?
これらの製品は女性たちが収入のために、かつて作っていた商品です。
このグループが少し変わった商品を作れるのには理由があります。
それはかつて外国人がサポートをし、技術指導を行ったからです。
彼女たちの持っていた技術をいかし、共に製品作りを行っていたそうです。
ただ今はマーケットがなく、どの製品も販売は行っていません。
このようにせっかく身に着けた技術も、少しずつ過去のものになっていってしまっています。
そして彼女たちは現在、僕たちと共に織り糸作りに励んでいます。
もちろん、とても品質の高い織り糸を作ってくれています。
彼女たちが持っていた技術は失われていませんでした。
今は織り糸を一緒に作っているだけですが、かつて様々な製品を作っていた女性たちが近くにいてくれるのはとても心強いです。
いつかアンバーアワーでもちょっと不思議なサイザル製品を、なんて妄想しながら今日も女性たちと楽しく活動しています。
(生産担当:横山)