2014-01-01から1年間の記事一覧

ケニアの草木染め事情①~紹介編~

今回から草木染めについての取り組みをご紹介させていただきます。 日本でも昔から行われてきた「草木染め」。ケニア人も代々、木や葉っぱから様々な色を得て来ました。 では百聞は一見にしかずということで、いくつか例をご紹介します。 この木の皮から、、…

「品質」をめぐる葛藤 ~織り編~

「織り上がったわよ。」 織り部門の若きリーダー、ジェーン。 織り上がりほやほやのデザインは、きれいに仕上がっているようでした。ところがパターンをチェックしていると、見つけてしまったのです。織りのミス。 本来なら経糸2本に対して横糸2本が織られて…

小物を探しに店めぐり!!日本とケニアの繊維街

こんばんは。マーケティング部のひかるです。今日の「手作りマーケティング」なお話は日本とケニアの小物の調達についてです。 私はアンバーアワーで僭越ながら「デザイナー」という立場も務めています。デザイナーと言っても難しいことはしていませんが、商…

良いご縁を繋げていく~合同グループ説明会~

こんにちは、工房担当の横山です。本日は前回の私のブログで触れた素材集めの取り組みについてご紹介します。 現在、ブックカバーやマットを作る為の素材(サイザル麻の細い糸)は地域の女性グループに作ってもらっています。それは工房のあるマチャコスのタ…

ジャカランダの咲くころに

9月からアンバーアワーの仲間となったマリナです。 2007年に初めて訪れたケニア。 それ以来、心ココにあり…という思いを秘めながら過ごすこと7年。 私は日本での仕事を辞め、この土地で生活してみようと、身ひとつでやってきました。 途上国支援とか、人権擁…

零細企業ならでは…? 手作りマーケティング始動!

皆さま、こんばんは。 マーケティング部のひかるです。 公式ブログをリニューアルし、マーケティング部はこちらの専用ブログから 毎週水曜日に記事をお届けする予定となっております。 どうぞよろしくお願いいたします! さて、ケニアから帰ってきて早2ヶ月…

ケニア・マチャコスの工房、挑戦の日々

こんばんは、工房担当の横山です。 今回よりこのブログを通してケニア・マチャコスの工房の様子をお届けしていきます。 ケニアは雨季が始まりました。そんなジメジメ空気を吹き飛ばすかのごとく、私たちは怒涛の挑戦の日々を送っています。 今日はその中から…

終わりではなく始まり、そしてアンケート!

皆さま、こんにちは。ご無沙汰しております。 マーケティング部のひかるです。 まず、ご報告と御礼から始めさせてください。 6月よりクラウドファンディングにて集っていた織り工房開設プロジェクトの資金が無事、目標金額を達成致しました。 ご支援はもとよ…

革職人、小椋豊義さんをご紹介!

こんにちは、 工房担当の横山です。 今回は今工房で共に活動している強力な助っ人、 小椋豊義さんをご紹介させていただきます。 小椋さんは日本で革バッグの製作を行っていた職人さんです。 ケニアで雇用改善を掲げる私たちの活動に興味を持ち、 もし何か役…

炎天下での染色。求める色を目指して!~グループ紹介その四~

こんにちは、工房担当の横山です。 今回もこれまでに引き続き、 私たちの協力グループを紹介させていただきます。 工房のあるマチャコスからマタツ(ミニバス)で 東に約1時間移動したところに、 本日紹介するグループの拠点Katangiがあります。 このKatangi自…

パワフル女性とコットンのお話。~グループ紹介その参~

こんにちは、 工房担当の横山です。 今日は「コットン製品」について 紹介させていただきます。 ケニアではコットン栽培や 製品作りがとても盛んです。 有名なところでは、 カンガやキコイなどがあります。 近年は農業省推奨の下、 ドライエリアを中心に、 …

ケニアの「おもてなし」

こんばんは。マーケティング部のひかるです。 今日は、とある日曜日についてお話します。 7月最後の日曜日、工房のスタッフさんの一人であるケントン君が 私とボランティアの小椋さんをお家に誘ってくれました。 こちらに来てからあまり現地の方のお家にお邪…

伝統的な織りが生み出す美しさ~グループ紹介その弐~

こんにちは、 生産担当の横山です。 今日は「タイタバスケット」について ご紹介させていただきます。 工房のあるマチャコスから、 バスで走ること6時間。 カンバ地域とはまた違う 有名なバスケットの産地があります。 そこは"タイタ"地域と呼ばれています。…

壊れかけのミシン

こんばんは。マーケティング部のひかるです。 今日はこちらのミシン事情とそれに関連する葛藤についてお話します。 サイザル製品をよりお洒落にするため革加工に挑戦しようと思い、 今までマチャコス街の様々な方に加工について教えて頂いてきました。 とこ…

代々バスケットを編んできた女性たち~グループ紹介その壱~

こんにちは、 生産担当の横山です。 今回から何回かに分けて、 実際にバスケットなどを作っている 女性グループを紹介していきます。 ケニアでは女性が中心となり、 20名程度でグループを作ります。 この制度はケニア政府が奨励しており、 グループになるこ…

1本1本紡ぐ糸。~サイザル麻がひも状になるまで~

こんにちは、工房担当の横山です。 さて以前サイザル麻は、 この様な形であることを紹介しました。 詳しくはこちら↓↓ 隠れた万能素材、サイザル麻の魅力に迫る! この一見不思議な植物から バスケットやマットを作る為には、 まず中から繊維を取り出し、 ひ…

染色家・箕輪直子さんをご紹介!

こんばんは。マーケティング部のひかるです。 今日は織りの協力者、箕輪直子さんをご紹介します。 箕輪直子さんのご職業は染色家。 草木染めなどあらゆる媒体を用いた染色をご専門とされています。 また、手織りに関しても有名な方で、 道具を使わない指織り…

ケニアにとっての「7月7日」とは。

こんにちは、工房担当の横山です。 本日7月7日は何の日でしょう? っと聞かれると多くの人は、 「七夕!」と答えると思います。 7月7日はケニアにとって、 実は特別な意味を持つ日なのです。 通称「サバサバデー」は、 (Sabaはスワヒリ語で7) ”非合法の反…

販売延期のお知らせ

皆さま、こんばんは。マーケティング部のひかるです。 今日は大事なお知らせがあります。 7月7日にオープンするはずであった私たちのネットショップを 諸事情により7月21日(月曜日)に延期することに致しました。 皆さまにより喜んでいただけるようなスター…

ReadyFor開始! 新たな織り工房の開設を目指して

こんばんは。マーケティング部のひかるです。 今回はREADYFOR公開についての告知です。 本日より、新たな織り工房開設のための資金を クラウドファンディングサイトを通じて募っています。 織り工房プロジェクトを始めた理由や活動地域の状況など、 詳細につ…

販売開始に向けて ~物撮り~

こんばんは。マーケティング部のひかるです。 販売開始の準備に追われ、忙しい日々を過ごしています。 さて、先日無事に製品の第一弾がケニアから日本へ発送されました! 梱包作業や空港までの輸送、国際貨物輸送の手続きなど、 初めての事柄に戸惑いの連続…

ケニアだってワールドカップで盛り上がる。

こんにちは。 工房担当の横山です。 今日は少し旬な話題をお届けします。 今盛り上がっているイベント言えば、 やっぱり“ワールドカップ“ですよね。 ここケニアでも、 ワールドカップは話題の中心です。 ケニアでもサッカーは とてもメジャーなスポーツです…

販売開始に向けて ~棚卸し~

こんばんは。マーケティング部のひかるです。 突然ですが、皆様7月7日が何の日か覚えていらっしゃいますか? ん?七夕? そうですね。でももう一つ大事なことがあったような・・・ ・・・ はい!私たち、アンバーアワーのネットショップ開店日です!! 私た…

村々を巡るグループ訪問。

こんばんわ。 工房担当の横山です。 今回はグループ訪問についてです。 工房のあるマチャコス県を中心に、 隣接するマクエニ県、キツイ県は、 カンバ人が暮らすエリアです。 ここにはサイザル麻を扱っている 女性グループが多数存在します。 僕らもそんなグ…

こだわりの織り工房

こんばんは。マーケティング部のひかるです。 今日はたびたび登場している協力工房について詳しく紹介したいと思います。 マチャコスの中心部から車で5分ほど離れた場所に、 家庭用/学校用の家具やホテル向けの装飾品など、 さまざまな製品を扱う事業者が集…

暮らしを支えるサイザルバスケット。

ケニア工房担当の横山です。 さて今日はケニアの女性たちが 実際に編んでいる現場をご紹介します。 多くの女性たちは 約20名ほどのグループを作っています。 週に1度ミーティングを開催し、 情報共有や仕事の割り振りなどを行います。 私たちはいくつかの女…

人物紹介: 南 麻耶さん(織りボランティア)

こんばんは。マーケティング部のひかるです。 今日は私たちの協力者の一人、南 麻耶さんをご紹介します。 先週ご紹介した織り機第1号ですが、 当初は全く役に立っていませんでした。 時間を掛けて丁寧に織っても、 横幅がずれて曲がったり、 糸の間が見えて…

受け継がれてきたもの

こんにちは。 工房担当の横山です。 さて今回は前回紹介したサイザル麻について、 もう少しご説明します。 サイザル麻はケニア全土で生えている 非常に一般的な植物です。 しかしこの麻を使ってバスケットを作るのは ケニア人の中でもカンバ族が優れています…

新たな試み: 織り機の導入

こんばんは、マーケティング部のひかるです。 今日のテーマは「織り」。 私たちの会社の特徴の一つです。 サイザル製品を扱う会社は少なくありません。世界中から数々の団体がケニアでサイザルバッグ等を購入し自国で販売しています。 では、アンバーアワー…

隠れた万能素材、サイザル麻の魅力に迫る!

こんばんは、 工房担当の横山です。 今回は私たちが扱っている "サイザル麻"という素材について 紹介したいと思います。 見た目通り丈夫で、 とてもごつい植物です。 サイザル麻は天然素材の1つで、 自然に還っていくとってもエコな繊維です。 ケニアは世界…